シンガポールで育児、ふと『一人になりたい』と思った日

子育て

娘を寝かしつけた後に「あ~、やっと寝た」と思う日々。いろいろやりたいことはあるはずなのに、実際に寝かしつけた後は、何もやる気が起きず、スマホを見てだらだらと過ごしてしまったり、娘と一緒に寝てしまったりすることも。一体、私は何がしたかったんだ?と自問自答することも多々。楽しいと思っていた海外生活なのに、今しか訪れない娘との大切な時間なのに、痛切に「一人になりたい」と思ってしまう日が最近多いんです。

駐在妻のリアル「海外で育児をすること」

シンガポールに住む前の私は、”駐在妻”と聞くと「いいな~。旦那さんの仕事について行って、海外で暮らせるなんて羨ましい!」と思っていました。実際、駐在妻になってみて、海外で生活するという、自分の人生だけならば達成できないであろう経験をさせていただき、本当にありがたいとは思っています。

こんなに素敵な生活をさせてもらっているのに、なぜか、時々メンタルがドカーンと下がる時があるのです。

娘は本当にかわいいし、今しか見ることができない成長を毎日見せてくれて、尊い日々を送っているのに、最近「一人になりたい…」と発狂したくなるくらい気持ちがすこぶる下がっています。日本にいたとしても、もしかしたら同じように気持ちが下がっているのかもしれないけど、シンガポールでは、この辛さを話すことがあまりできないのが原因なのかもしれません。

今日のブログは、このしんどい気持ちを紐解いて、自分の気持ちの整理のため、そして、このブログにたどり着いてくれた、同じような気持ちを抱えてくれた人の気持ちを言語化することができたら…と思い、書き残そうと思います。

海外での子育てがしんどくなる瞬間ベスト3

その① 子供が思うようにしてくれない時

文字にすると当たり前~!と思うことなのですが、これがなかなかキツイんです。例えば、一生懸命作たご飯を食べずにポイポイされる時や、家事をしているのに、永遠に抱っこを求められて、何も家のことが進まない時などは、本当に絶望します。

その② 夫が出張に行く時

これはあるあるな気がするのですが、駐在中の夫は近隣国に出張に行くこともしばしば。我が家はまだ少ないほうなのですが、時々出張に行き、3~4日家を空ける時があります。正直夜ご飯を適当にできるのは嬉しいのですが、娘のお世話を全部ワンオペでやるのか~。と思うと、少し心に負担がかかることも。「海外での仕事は大変だ」と分かっているのに、国をまたいで仕事をし、ホテルで自由な時間を過ごせる夫がうらやましいと思ってしまうことも。
日本にいたら、実家に帰り、楽しい時間を過ごせるのになぁ…と思うと、寂しい気持ちになることも。

その③ 夫婦のみ、子供が保育園に行っている駐在妻の生活がうらやましく思う時

シンガポールで子供を連れての外出は大変です。子供の年齢によりますが、我が家は、娘との外出ではベビーカーは必須。最近歩き始めた娘は、自分で歩きたい!と、ベビーカーに乗車拒否をすることもしばしば。常夏の国で、よちよち歩きの娘と一緒に歩いたり、場合によっては抱っこをしたりして、外出するのはとっても大変。シンガポールはおしゃれなカフェもたくさんありますが、娘と一緒にゆっくりカフェをするのは、今はまだ難しいので、ほとんどいけていません。そんな中で、SNSでほかの駐在妻の投稿を見ると、子供がいないor預けている場合は、すごくおしゃれな投稿がズラリ。おしゃれなカフェにたくさん行きたいというわけではないのですが、毎日、自分のご飯を食べる時間もあまり取れず、昼ご飯を抜いてしまうこともあるような生活で、そのような生活はめちゃくちゃうらやましく感じてしまうこともあります。

他にもいろいろな瞬間がありますが、上にあげたような時にメンタルがズドーンと下がる時があります(下がらない時もある)

こんなことを思ってしまう自分が嫌

そんなこんなで、とにかく思うのは「一人になりたい!!!」「頼むから一人の時間くれ!!」「1日家でテレビ見てゴロゴロしたい!!」ということ…。

結局、おしゃれなカフェに行きたい!とか、そういうことではなくて、一人でゆっくりテレビを見て、ご飯をゆーっくり食べたいんです(笑)。

多分、上にあげたような瞬間にメンタルが下がるんですが、それが積み重なっていくと「一人になりたい」という気持ちが大爆発するんですよね。だけど、ここは外国だから、頼れる場所がない。親も近くにいないし、この気持ちを近しい気持ちで共感してくれる旧友もいない。という状況だから、きっと育児がしんどくなってしまうんだと思います。

ただ、やっぱり思うのは、めちゃくちゃ子供はかわいいんです。それなのに、こうやって「育児が疲れた」と思ってしまう自分が嫌なんだと思います。

それでも、やっぱり、子供はかわいい

いろいろ書いてみましたが、時々想像するんです。もし、今子供がいない状況だったらどうだろう、と。そうやって考えてみると「めちゃくちゃ寂しい!」と思うのです。行きたいカフェにはたくさんいけるし、いろいろなところに出かけてシンガポールを楽しむこともできますが、きっとものすごい孤独に感じてしまう気がするんです。(”私は”の場合です!)

子供と一緒に行けないところは、もちろんあるけれど、一緒だからこそ行ける場所もあるし(プレイグラウンドや、ピクニックなど)。

「いろいろな経験を一緒にしてくれる相棒」と思うと、心強くなります。

最後に

海外での子育ては、言葉に言い表せない気持ちでしんどくなってしまうことや「働いていないのにしんどいと思ってしまうなんて…」と罪悪感にかられることもあるかもしれません。ですが、実際に慣れない環境で大切な命を守るのはとっても大変なことだと思うのです。疲れて当然です。時々はパパに育児を代わってもらって自分の時間をとりながら頑張りましょう…!そして、小さな相棒と海外生活をエンジョイするぞ!という気持ちで毎日楽しみましょう!(←私的には、この考え方で気持ちがポジティブになることが多いです)

少しでも、同じような悩みを持っている人に届きますように!

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